2009/01/21(水)PCG-U101にWPA

PCG-U101で遊んでます。googleで検索すると、6年前のPCなのに遊んでる人が多いこと多いこと。とりあえずubuntuをインストールしたので、今回はWEP→WPAに対応させることにチャレンジ。参考にしてくれる人に申し訳ないので結論を先に書いておくと、、、

できませんでした(もう少しな予感)


一応、話をまとめておくと以下のような流れになってます。
  1. VAIO type Pいいかも
  2. よく考えたら使わないから様子を見よう
  3. でも小さいPCで遊びたいなあ
  4. PCG-U101があったじゃないか
  5. 無線がWPA対応してなくて使わなくなったんだよなあ
  6. 今ならWPA使えるかも
  7. ubuntu入れてWPA使えるようにするぜ ←いまここ
ちなみにすでにubuntuを入れてしまいましたが、googleで検索したところ、WindowsXPでもVAIO updateで新しいsupplicant入れればWPA対応になるらしいとのこと。ndiswrapper用に確認しておけばよかったかな、と思いつつもすでに消してしまったのであきらめ。事前調査は大事です。

ubuntu8.10を入れた初期状態では無線はWEPのみ使用でき(ただしAPがないため本当に接続できるのか未確認)、ネットワークマネージャでは暗号化の項目にWPAの選択が表示されない状態。このPCG-U101はIntersilのPRISMチップが搭載されているみたいなのだが、検索してみるとこのチップも曲者らしい。


とりあえずprismで検索するとfirmwareをアップグレードしましょう、的なことが書かれてるページを発見。さっそくやってみることにした。
http://linux.junsun.net/intersil-prism/

dmesgで確認すると、以下のような表示が
[ 39.957898] wifi0: NIC: id=0x8022 v1.0.0
[ 39.958914] wifi0: PRI: id=0x15 v1.1.1
[ 39.963345] wifi0: STA: id=0x1f v1.5.6
v1.5.6だったので1.8.4にしてみることにする。

hostap-utisを入れて
$sudo prism2_srec -v -f wlan0 ./sf010804.hex
S3 CRC-16 generation record: start=0x007E1800 len=65536 prog=1
Start address 0x00000000
srec summary for sf010804.hex
Component: 0x001f 1.8.4 (station firmware)
Supported platforms:
0x800a 1.0.0, 0x800b 1.0.0, 0x800c 1.0.0, 0x800d 1.0.0, 0x8012 1.0.0
0x8013 1.0.0, 0x8014 1.0.0, 0x8016 1.0.0, 0x8017 1.0.0, 0x8018 1.0.0
0x801a 1.0.0, 0x801b 1.0.0, 0x801c 1.0.0, 0x8021 1.0.0, 0x8022 1.0.0
0x8023 1.0.0
Interface compatibility information:
role=Supplier variant=4 range=1-15 iface=Station Firmware-Driver (4)
role=Actor variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)
role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
role=Actor variant=1 range=4-4 iface=Primary Firmware-Driver (3)
Separate S3 data areas:
S3 area count: 3
addr=0x007E1800..0x007EEAF9 (len=54010)
addr=0x007F0800..0x007F17FF (len=4096)
addr=0x007FE000..0x007FECD1 (len=3282)
Total data length: 61388
Start address 0x00000000

Wireless LAN card information:
Components:
NICID: 0x8022 v1.0.0
PRIID: 0x0015 v1.1.1
STAID: 0x001f v1.5.6
Interface compatibility information:
PRI role=Supplier variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)
PRI role=Supplier variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
PRI role=Supplier variant=1 range=4-4 iface=Primary Firmware-Driver (3)
STA role=Supplier variant=1 range=1-10 iface=Station Firmware-Driver (4)
PRI role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
STA role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
STA role=Actor variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)

Verifying update compatibility and combining data:
Plugging PDR 0xffffffff at 0x007ee61e (len=14)
Plugging PDR 0x0202 at 0x007f1250 (len=100)
Plugging PDR 0x0203 at 0x007f12b4 (len=128)
Plugging PDR 0x0204 at 0x007f1434 (len=80)
Plugging PDR 0x0405 at 0x007f1484 (len=4)
Plugging PDR 0x0300 at 0x007f1488 (len=28)
Plugging PDR 0x0301 at 0x007f14a4 (len=34)
Plugging PDR 0x0101 at 0x007f16b0 (len=6)
Plugging PDR 0x0103 at 0x007ee5e0 (len=12)
Plugging PDR 0x0104 at 0x007ee718 (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007f16bc (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007ee74e (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007f17bc (len=2)
Plugging PDR 0x0107 at 0x007ee5ee (len=2)
Plugging PDR 0x0006 at 0x007ee5ba (len=10)
Plugging PDR 0x0406 at 0x007f1750 (len=2)
PDR 0x0406 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: 64 00
Plugging PDR 0x0302 at 0x007f14cc (len=2)
PDR 0x0302 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: 12 00
Plugging PDR 0x0303 at 0x007f14ce (len=2)
PDR 0x0303 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: ff 1f
Plugging PDR 0x0412 at 0x007ee76e (len=6)
PDR 0x0412 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=6: 03 00 02 00 02 00
Plugging PDR 0x0413 at 0x0000118a (len=2)
Could not find data position for plugging PDR 0x0413 at 0x0000118a (len=2)
PDR 0x0413 is not in wlan card PDA and there is no default data. Ignoring plug record.
Plugging PDR 0x0414 at 0x007ee5f8 (len=36)
PDR 0x0414 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=36: 36 00 36 00 36 00 04 00 01 00 03 00 3b 00 3b 00 40 00 06 00 01 00 03 00 40 00 40 00 4a 00 08 00 01 00 03 00
Generating CRC-16 (start=0x007e1800, len=65536) at 0x007e17fe
OK.

Downloading to non-volatile memory (flash).
Note! This can take about 30 seconds. Do _not_ remove card during download.
OK.
Components after download:
NICID: 0x8022 v1.0.0
PRIID: 0x0015 v1.1.1
STAID: 0x001f v1.8.4
これでfirmwareが1.8.4になったようです。

再起動してみると、今度は暗号化の項目にWPAが表示されて選択できるようになっていました。しかし、WPAでの接続はできず。接続しようとがんばってるみたいだけどつながらない感じです。なんかもう少しな予感がするのですが、今回はここまで。

次回はDriverの見直しかwpa_supplicant辺りを変更の予定。

2009/01/19(月)PCG-U101にubuntu

小さいPCで遊びたくなったので、押入れにしまっていたPCG-U101を出してきました。

発売直後に購入して大事に使っていたけど、研究室と自宅の無線LANがWEP→WPAにチェンジして、U101は当時対応してなくて封印したのでした。購入時のままなのでWindowsXP homeが入っていますが、これを消してubuntuをインストール、今ならWPA対応できるだろう、ということでそこまでを目標に遊んでみることにします。


当然のことながらバッテリーが空になってたので、ACをつないで電源オン>BIOSの再設定>起動、やっぱりWindowsXP homeが立ち上がりました。Firefoxが1.0だったりVMwareに入っているのがFedoraCore2だったり妙に懐かしい。*1

このU101は光学ドライブなしでリカバリーCDは付属、という今から考えると変なモデルだったりします。最近ならHDD内にリカバリイメージがあるのが普通っぽいですが、容量が30GBと少な目なので、イメージをHDD内に入れなかったのかなあと勝手に思ってます。何が言いたいのかというと、消してしまってもリカバリーCDが手元にあるので、WindowsXPにすぐ戻せるんだよ、ということです。*2


CDドライブを持っていないので、ubuntuをインストールはUSBメモリからチャレンジしてみることにします。BIOSで起動優先順位をUSBメモリからにしようとしてみたところ、、、

メニューにありません

メニューにあるのは光学ドライブ、USB-FDD、HDD、ネットワークブートの4種類だけでした。どうやら、U101はUSBメモリからのブートに対応していないみたいです。仕方ないのでネットワークブートでインストールすることにしました。

空いているPCがWindowsマシンしかなかったのでtftpd32を入れて、ubuntu8.10のブートイメージを展開して電源オン。途中パッケージ選択でubuntu desktop以外にubuntu portable、ubuntu MIDとか選択が出てきたので、おもしろそうだからportableにしてみました。ネットブックにインストールされているubuntuみたいになるのかな、と期待。

ノートとはいえ枯れたハードウェア構成なので、特に問題なくインストール完了。しかし無線LANが相変わらずWEPのみでした。

さらにubuntu portableは使いにくい。アイコンはでかいは、アプリケーションがデフォルト全画面起動になってるは、XGAの解像度を持っているU101にはちょっと無理がありましたとさ。


とりあえず起動はして無線以外は普通に使えるっぽいので、WPAにチャレンジは次回

*1 : あとで昔のPCの思い出日記でもつけることにしよう

*2 : でもUSB接続のCDは持っていません

2008/11/10(月)Macminiもubuntu8.10

自分の普段使っているPCをubuntu8.10にアップグレードしたので、調子に乗ってこのblogを動かしているPC(Macmini)もubuntu8.10にしました。

blogの運用なんてServer版使えよ、というところなのですが、Mac(しかもPowerPC)のubuntuがどのくらい使えるのか確認したくてあえてDesktop版を使っています。でも実際はほとんどネットワーク経由でアクセスしてのメンテナンスなので、Desktop版を使ってる感じがあまりありません。ちなみにどのくらい使えるのかというと、普通のintel版とまったく同じように使えています。本当にubuntu助かります。

また仮にもサーバーとして使ってるんだから8.04LTSのままにしておけよ、というのもあるのですが、せっかくの新しいバージョンですし、サポートが切られたPowerPCでどこまで使えるのかチャレンジしてみたくもあり、アップグレードしてみました。

前述したようにPowerPCのubuntu公式サポートは7.04までで現在非公式な状態です。


普通にアップグレードはできましたが、いくつか不具合が発生しました。まずは内蔵スピーカーからノイズ発生。サウンドは通常通り出るのですが、操作をしてるとチリチリビリビリというノイズが出ました。普段Macから音を出すことはないので、サウンドの設定でスピーカーから音を出ないようにすることで解決。

次にsshでアクセスするとゾンビプロセス多すぎ、と警告が出ました。ps axで見ると、なぜかvncserverが30個近く起動してCPU負荷も100%になってます。Routerの設定をするときだけ、vnc経由でfirefoxを起動して操作するので、普段使わないのでvncserverをつぶしてこれも解決。セッションの設定からvncserverを自動起動するようにしていたのですが、これは解除しました。

あとアップグレード中にapache2関係のファイルの置き換えをつい上書きしてしまってこのblogが見えなくなったので、古い設定ファイルに置き換えてこれも解決(これは自分のミスですね)

と、いった具合で特に致命的なトラブルもなく8.10にアップグレードができました。細かいところでは何かあるかもしれませんが、しばらくこのまま運用していこうと思います。

2008/11/06(木)ubuntu8.10

10月30日にubuntu8.10が出ました。

ubuntuはGUI操作でアップグレードが簡単にできるので、あとでポチッと(クリックして)8.04から上げればいいや、と思って放置していましたが、いつまでたってもアップデート・マネージャのメニューに表示されません。最初の数日は混雑回避でアップデートのタイミングをずらしてるのかな、とも思いましたが、アップグレードされそうな気配がまったくないので、検索してみることに。すると、公式のアップグレード手順のページを見つけることができました。そこには、

Ubuntu 8.04 LTSは、8.10へのアップグレード通知を行いません。

えー、そうだったのか。LTSは長期サポート版だからだそうで、LTSからのアップグレードは初めてなので知りませんでした。以前のLTSはたしか6.06ぐらいだったと思うけど、その頃はアップグレード=インストールやり直し、をしていた気がします。ぜんぜん関係ないですが、ubuntuを使う前はFedoraやCentOSを使っていて、事前に情報を調べて、念入りに下準備をしたにもかかわらず、アップグレードすると起動しなくなった、とか普通にありました。それに対してubuntuは無難にアップグレードできて、それが当たり前なのかもしれませんが、とても感心した記憶があります。

ということで今回も前述のアップグレード手順に従い、普通にアップグレードして8.10となりました。

2008/07/17(木)Foxmarks Bookmark Synchronize

最近ソーシャルブックマーク*1をだらだらと眺めている*2ことが多いのですが、そんなソーシャルブックマークの話ではなくて、自分のパソコンの中のブックマークがとんでもないことになってきたというお話です。

自分のブックマークは、あまり整理整頓などされていなくて、追加するときも気になるページは適当にブックマークして、さらに何度も見るページだけ上に持ってくるようにするぐらいでした。*3 フォルダで分類をしているわけではないので、かなりぐしゃぐしゃになってます。また、だらだらと連なってるだけなので、下の方のブックマークを見に行くときはかなりスクロールしないと見れないとかいうとんでもないことに。いまさらながら自宅PCのFirefoxを2から3に上げたので、これを機会にブックマークの整理をしてみることにしました。

「検索」とか「巡回」とか「勉強」とかフォルダを作って、せこせこブックマークの移動をしていきます。職場のPCはきちんとブックマークを整理しているので、ブックマークの整理整頓ができないわけではありません。*4 リンク切れがないか、内容が古くなってないか、またチェックがてらついついページを読みふけってしまうこともありましたが、1時間ほどで整理完了。

自分は自宅のPCの他に、職場のPC(比較的自由に使える)、ノートPCを使っているのですが、せっかく今回ブックマークを整理したので、他のPCにもブックマークも同期させられないか検索してみることにしました。すると

Foxmarks Bookmark Synchronize

というのが見つかりました。他にもいくつかあったのですが、バージョンが新しくFirefox3に対応していること、日本語対応してることでこれに決定。複数のFirefoxのブックマークを同期する便利なアドオンを試してみた、という比較的新しめのレビュー記事も見つけたので、この手順通りにインストールして、問題なく終了、と思いきや、設定画面を開こうとすると以下のようなエラーが。
chrome://foxmarks/content/foxmarks-dialog.xul

XML パースエラー: 定義されていない実体が使用されています。
URL: chrome://foxmarks/content/foxmarks-dialog.xul
行番号: 77, 列番号: 29:                            <label class="text-link" onclick='FoxmarksForgot()'                                value="&dialog.label.forgotPassword;" />
ぐーぐる先生に聞いてみると、定番エラー(?)っぽく、すでに対処法が出ていました。どうもありがとうございます。

内容が同じになってしまいますが、自分メモということで残しておきます。以下ubuntu8.04にて
$ cd ~/.mozilla/firefox/ランダム.default/extensions/foxmarks@kei.com/chrome/chromeFiles/locale/ja/
$ chmod 700 foxmarks.dtd
$ vi foxmarks.dtd
$ chmod 400 foxmarks.dtd
ランダムのところはランダムな文字列が入っています。ファイルのパーミッションが400(ReadOnly)になっているのでchmodしてから編集、終わったら元に戻すこと。編集内容は5行目に以下を追加して、Firefoxを再起動すれば完了です。
<!ENTITY dialog.label.forgotPassword "I forgot my username or password">

新規に同期させようとしたときに、日本語で説明が出るのが便利だと思いました。わからない英語が出てきて適当にOKしたらブックマークが消えました、とか悲惨なことにならなさそうです。あまりアドオンを使わない自分*5ですが、これは定番にしておこうと思います。