2009/02/28(土)インナーケース

ThinkPad X200sを入れるインナーケースについてです。


ノートPCをそのままバッグやリュックに入れる人もいますが、自分はインナーケースに入れる派です。そしてインナーケースの選び方は人それぞれだと思います。もっとあるかもしれませんが、だいたい以下の4点ぐらいが選択の目安になるのではないでしょうか。
  1. 軽さ・大きさ
  2. 価格
  3. 耐衝撃性
  4. 持ち運び易さ
1の軽さ・大きさは小型のノートPCなら特に重視されると思います。小型軽量が売りのノートPCがインナーケースに入れたら、大きくなりましたor重くなりました、ではさすがにちょっと、、、と思ってしまいます。

2の価格は、ネットブックのような低価格のPCでは重視されるような気がしないでもありませんが、もともとそんなに高いものではないのであまり気にしなくても大丈夫かと思います。一応安いネットブックなんかだと、本体を4万で購入しました、でもケースは1万(インナーケースで1万とかあまりなさそうだけど)しました、なこともありうるので一応書いてみました。

3の耐衝撃性は大事(しかも高価)なノートPCですから、物をよく落とす人は重視したほうがいいかもしれません。インナーケースに入れてるからといって落としていいわけではありませんが、落としても大丈夫的なうたい文句が書かれてるインナーケースも売ってたりします。

4の持ち運び易さはちょっとわかりにくいので説明すると、インナーケースというぐらいなので、バッグに入れるのが前提だと思いますが、バックに入れなくてもインナーケースのまま持ち歩く、というのを想定してます。それってすでにインナーケースじゃないんじゃね?と思う人もいるかもしれませんが、ショップに行くとインナーケースとしてもそのまま持ち歩いてもOKなケースが売ってるのでそういうのがニーズがあるのかな、ということで入れてみました。


自分の場合はできるだけ軽くなるようなケースを選ぶ傾向があります。価格は安めで、落とすことはほとんどないので衝撃性は重視せず、インナーケースのまま持ち運ぶことは年数回程度なので、持ち運び易さとかはほとんど考慮しません、という基準で選択すると、、、

実は自分の要求に合うインナーケースはPC用ではなくて東急ハンズのトラベルコーナーに売っていました。SIZECASEという名前が書いてあるウレタン素材のケースで、厚さ5mmで巾着、お値段も1000円以下(サイズにより多少変動)というお手頃ケースです。色も数色有り、適当に使い分けていました。

しかし、このウレタン袋もいつしかモデルチェンジして厚さが10mm(今まで5mm)になってしまいました。耐衝撃性はとても上がったのですが、ノートPCを入れるとかなり分厚くなって、バックに入れるのには不便です。また巾着なのは従来通りなのですが、口のところにメッシュがついてノートPCだと出し入れしにくくなってしまいました。ちなみに今だと東急ハンズに行かなくてもネット通販で購入できるようになってます。以前の薄いウレタン袋は再発売されないかとたまーにチェックしていますが、今のところはそういう気配はありません。

ちょっと脱線しますが、同じような製品はArvel(バッファローコクヨサプライ)にもあるのですが、ヨドバシで現物をチェックするのをいつも忘れています。


ということで、かなり前置きが長くなってしまいましたが、X200sを入れるケースとして今回選んだのは、、、

BUILT NY "Cargo Sleeve"

ちょっと値段が高いのがアレですが、これにしました。個人的に巾着が好きなのですが、近日中にインナーケースのまま持ち歩く機会が増えそうなのと、そのときに周辺機器を収納できるというのがポイントでした。ヨドバシに置いてあった(お値段も同じ)ので、実際に触れて確認できたというのもあります。素材は薄くて柔らかく、とてもよくのびます。

ちなみにMacBookも入るということらしいですが、試しに入れてみたらパンパンでした。



2009/02/25(水)lenny

自宅では玄箱にメールサーバー等をやらせてたりするわけですが、最近はとても安定していてその存在を忘れてしまうぐらいで、たまーにupdateをしますが、更新もほとんどなくDebian大丈夫なのかなあ、とか思ったり思わなかったりします。


先日15日の日曜日、思い出したようにメンテナンス開始(いつも日曜日に思い出す)。玄箱にsshしていつものコマンドを入力です。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade
ええええぇぇぇぇ。いつも更新ほとんどないのに、168個も出てきました。

そういえば、そろそろlennyがリリースかな、ということで作業を一時中断してDebian公式をチェックすると
Debian GNU/Linux 5.0 がリリース
http://www.debian.org/News/2009/20090214
やっぱり、リリースになってました。自分の玄箱はetch化しているのですが、以前lennyが出たらどうなるのかな、と調べたことがあります。調べたといっても他にやってる人がいないか検索しただけですが、、、
うるめねっと技研 -Linux派-
玄箱DebianをLennyにアップグレード
今も安定してるしチャレンジして動かなくなったらイヤだなあ、とも思いつつ、もう少し情報を集めてからlenny化することにしました。ということでupdateの作業再開。Nを押してupdate中止です。

間違えてYを押してしまいました。

ということでアップグレード開始。すぐ止めてもよかったのですが、この機会にlennyにするかなあ、と覚悟を決めました。もっとも再起動しなければ問題ないので、停電とかなければしばらくこのままの予定です。

ちなみに現在カーネルはloader.oを使って2.6.25にしていますが、U-Bootにしないと起動しなくなるらしい&シリアルコンソールつけてない、というのが悩みのタネです。以前Ubuntu化したときもシリアルコンソールがなくて困ったので、できればお手軽なlenny化を誰かが見つけてくれるととても助かります。

2009/02/24(火)ThinkPad T23

今まで自分が使っていたPCをまとめていますが、今回のThinkPad T23は一番長く使っていたPCかもしれません。


発売は2001年ですが、型落ちで安くなったところを2002年に購入。当初は自宅の据え置きPCとして使用していましたが、その後持ち歩く用になりました。結構あちこち壊れましたが、修理を繰り返しつつ、最終的には自宅でPS2を映すPCとして、実に6年以上可動したマシンになります。

このPCはいわゆるIBM時代のT系のPCで、今回はこの記事を書くため(?)にUbuntuをインストールしてある程度設定をしましたが、処理速度がちょっと遅いのを除けば今でも現役でいけそうな感じがするぐらいです。定番のUSキーボード交換、メモリ1GB増設、無線abg化をして、修理もインバータ交換、バックライト交換、HDD交換数回、CPUファン交換数回しました。もう何回も分解したので、この機種に限っては手順を覚えてしまいました。

つい先日までPS2を映すビデオキャプチャマシンとして活躍していましたが、R50pにその座を譲ったためお役ご免となりました。液晶が高解像度(SXGA+)ということもあり、用途さえ間違わなければまだまだ使えるような気もします。

2009/02/20(金)R50pの無線LANのW52化

自宅の無線APはabg対応なのですが、基本的にaで接続するようにしています。先日入手したThinkPad R50pはabg対応のカードが入っているにもかかわらず、aが認識されません。どうやらJ52のみ対応のようですので、これをW52対応にさせてみることにしました。


以前、ThinkPad X40の無線LANをW52化したときはIBMワイヤレスLAN802.11a/b/g Mini-PCI カードII用というのを使いましたが、このR50pにはIIが付かない方のカードが装着されているらしく、このファイルは使えませんでした。メモリ増設ついでにminiPCIをチェックして型番を確認すると91P7303、やはりIIが付かない方のワイヤレスLAN 802.11a/b/g Mini-PCI カードでした。

google先生で検索してみると、IBMからはW52に対応させるファームウェアは出てないようですが、W52化してる人もいるようなので少し情報を集めてみます。ちなみに以前IBM純正じゃない2945abgをThinkPadで使えるようにしたときは、ファームウェア書き換え用のドライバが必要で、そのドライバを入れた状態でファームウェアを書き換える作業をしました。今回も同じようなアプローチになるのではないかと予想しつつ情報収集し、以下にまとめ。
参考
検索してたら見つかった海外の掲示板
http://www.dslreports.com/forum/remark,16799071

ということで手順のまとめです。お約束ですが、自己責任になりますので注意。

1.まずはファームウェアを書き換えられるドライバを入手します。
TamoSoft
http://www.tamos.com/
DownloadからCommView for WiFi 6.1

2.次に無線LANのドライバを変更します。手動でCommViewの物にチェンジです。

3.rcu.exeというユーティリティを入手です。
http://www.tamos.com/files/rcu.zip

4.ファームウェアの書き換えです。
RegDomain 0x36(ETSI3_WORLD)

4はちょっと試行錯誤したのですが、上記の値でW52を認識→接続、となったので少なくともW52対応になったと思われます。この辺の値を変えることで世界各国に対応できるようなのですが、詳しくはわからないのであきらめました。

ということで、とりあえずW52化して自宅のAPにaで接続できるようになりました。

2009/02/18(水)UbuntuでHDD交換

HGSTの500GBのHDDが発売されたので早速購入しました、というかこれが出るの待っていました。


早速X200sに取り付けです。X200sは初期は160GBのHDDでVistHomeがインストールされていましたが、購入直後に取り外して保管。余っていた250GBのHDDを取り付けてUbuntuをインストールして使っていました。まだ取り替えて2週間しか経っていませんので、容量的には余裕ありまくりで換装する必要性はないのですが、この250GBのHDDは別のPCに取り付ける予定の物だったので、そっちに戻す予定です。

というわけでHDDの交換をしてみることにしました。Ubuntuもインストールしただけの状態で、カスタマイズなどほとんどしていないので再インストールする方が間違いなく早いのですが、Ubuntuでのデータ移行は初めてなのでチャレンジということでやってみることにします。

UNUX系OSなのでddでコピーすればいいかな、とも思いましたが、google先生で適当に下調べをしました。注意事項は以下の3点でしょうか?
  1. ddrescueというツールがある
  2. デバイスの管理はUUID
  3. 起動してるHDDの操作は×、LiveCDなどで起動して操作
参考
インストール済みUbuntuのクローンを新しいハードディスクに作成する
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0811/20/news019.html


X200sはCDドライブ搭載ではない&USB接続のドライブも持っていないので、USBメモリにインストールしたUbuntuで起動して操作してみることにしました。いくつか入ってないものがあるのでまずはそれらのインストールから。ちなみにGPartedはLiveCDだと入っているそうです。
$ sudo apt-get install gparted ddrescue

X200s本体内には旧250GBのHDD、USB接続で新500GBのHDDを接続した状態で、USBメモリからブートします。新500GBのHDDはSATA→USB接続にする変換するケーブルを使っています。fdiskで確認すると以下のようになりました。sdaが本体内HDD、sdbがUSBメモリ、sdcが外付けしたHDDです。
$ sudo fdisk -l

Disk /dev/sda: 250.0 GB, 250059350016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 30401 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0x0002b94a

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sda1   *           1       29164   234259798+  83  Linux
/dev/sda2           29165       30401     9936202+   5  拡張領域
/dev/sda5           29165       30401     9936171   82  Linux swap / Solaris

Disk /dev/sdb: 8050 MB, 8050966528 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 978 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0x0000a113

デバイス Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sdb1   *           1         978     7855753+  83  Linux

Disk /dev/sdc: 500.1 GB, 500107862016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 60801 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes
Disk identifier: 0x00000000

ディスク /dev/sdc は正常な領域テーブルを含んでいません

ddではなくddrescueを使ってコピーしてみることにします。ちなみにddresucueだとブロックサイズの調整もautoでやってくれるらしいです。コマンドはdd_rescueなので注意。時間がかかるそうなので、お昼寝して起きたら終わってました。
$ sudo dd_rescue -v /dev/sda /dev/sdc

1回電源を落として、本体内旧HDDと外付けにしていた新HDDを交換して起動確認。UUIDとか変更いらないのかしら、と思いましたが、とりあえずは起動したので後回しにします。次に容量の大きいHDDに移行したので、GPartedを使ってパーティションサイズの変更です。メインのsda1を増やします。手順が結構面倒で、以下の順で操作しました。
  1. sda5がswapなので後ろに動かしたいところだがsda2の中にあるので、sda2を最大
  2. sda5を後ろに移動する
  3. sda2を最小にする
  4. sda1を最大にする
メモリを4GB積んでるのでswapが必要なのかどうか怪しいところですが、今のところはswapはそのまま残す方針でsda1のサイズを大きくしました。GPartedを操作してると容量関係がギビバイトと表示されるので、ギガバイトの誤記かと思いつつもgoogle先生で確認したら誤記ではなくきちんとした単位でした。
Ubuntu Tips/その他/ギビバイトとメビバイト
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Others/GibibyteMebibyte

もう1度再起動しましたが、問題なく起動するようです。まったくトラブルなくきましたが、UUIDの変更とかまったくしていないのに大丈夫なの?と気になってちょっと検索。grubのmenu.lstとfstabをチェックすべし、というのがあったので見てみることにします。/boot/grub/menu.lstの中身を見るとUUIDが指定されています。UUIDは以下のコマンドで確認できるようです。
$ sudo vol_id /dev/sda1
/dev/sda1のUUIDと、menu.lstのUUIDはまったく同じで問題なさそうです。これは勝手に変えてくれるのかな、とも思いましたがそのままfstabのチェックをすると、こちらも問題なさそうです。fstabにはswapの指定もあるので、そっちもチェックしてみることにします。
$ sudo vol_id /dev/sda5
swapの方は一致しませんでした。これは古いままなのかな。
less /proc/swaps
たしかにswapが動作していません。動作しなくても問題なさそうですが、一応fstabのswapのところをvol_idで出てきた数字に直してみたらきちんと動作しました。


他にも気づいていないだけで、問題があるかもしれませんが、少しずつチェックしていく予定です。久々にLinuxでデータ移行をしましたが、昔に比べるとGUI(GParted)で操作できる分だいぶ難易度は下がったと思いますが、同じUNIX系OSだとMacOSがめちゃくちゃ簡単なので、もう少しかな、とも思います。WindowsはTrueImage入れると楽に移行できるけど、有償パッケージだし値段もそこそこするので×