2012/07/12(木)UX21Aにubuntuをインストール

表題の通り、ZENBOOK Prime UX21Aにubuntu12.04LTSをインストールしました。


インストールしたと言っても、まだそれほど使っていないのですが、マザーボードメーカーでもあるasusのノートPCだけあって、あまりクセはないように思えます。それでも以前のThinkPad X201sの時よりは苦労しているのですが、情報収集でなんとかなりそうです。以前、9.10の頃はGMA500やsd8686で泣きそうになりました。もっとも海外からパッチを転載していいか、などメールが来たりしたのは良い思い出です。

今回、自分の購入したUX21Aというモデルは256GBのSSD(ADATA)を搭載しています。256GBなんて容量を使い切ることは間違いなくないことと、BIOSのアップデート等でWindowsが必要になるかもしれないので、今回はデュアルブートにチャレンジすることにしました。ちなみにいつもはHDDを抜き取って、購入時のWindowsが入ったHDDはそのまま保管して、新しいHDDにubuntuをインストールしています。

話を戻してubuntuのインストールです。いきなりデュアルブートはせずに、まずはSSDを全消ししてubuntuがインストール。ubuntuの動作確認と、Windowsのリカバリ確認を行いました。ubuntuの動作は大まかには問題はないのですが、タッチパッドで右クリックができないのがちょっとやばい感じです。ただディスプレイや無線などのハードウェアの動作は問題ないので、なんとかいけそうです。

続いてリカバリをしてデュアルブートの設定でインストールするも、これが全然ダメ。grub2を/dev/sdaに入れても、OS選択画面にならずにWindowsが起動。/dev/sda1に入れるとエラーでWindowsも起動しなくなります。USBメモリを挿して、grub2を/dev/sdbにインストール。ブート時の起動選択でUSBメモリからブートさせてgrub2を起動、これでなんとかなりましたが、ubuntuを起動するときはUSBメモリを挿しておく必要があり面倒です。

なんとかSSDからgrub2を呼び出したいのですが、検索しても解決方法が出て来ません。ubuntuを入れるパーティションは、Windowsのリカバリ関係であまり自由にいじれないのですが、一番最後のリカバリ領域の前にインストールしました。これってEFIブートとか、ドライブがGPTなのでダメなのかな、と検討を付けて検索しましたがやはり見つからず、ここで一旦手詰まりになりました。解決したのは偶然で、USBメモリからubuntuをインストールする際、UEFIでブートさせればOKでした。あとは手順通りにインストールしていくと、EFIブートメニューにubuntuが追加されます。ブート時にESCキーを押してどちらのOSで起動するか選択するだけです。


次の問題はタッチパッドですが、どうやら12.04から動作の仕組みが変わったのが原因のようです。
Ubuntuの新機能
ClickPadは、タッチパッドの表面に物理ボタンが統合されたデバイスです。Ubuntu 12.04ではこうしたデバイスのサポートをさらに強化し、ClickPadデバイスのボタンを押さえたまま、別の指でマウスカーソルを操作することができるようになりました。
ClickPadサポートは、「Click Action」機能と競合してしまうため、追加の制御が必要になります。Click Actionにより、複数の指でタッチパッドに触れた状態でクリックすることができます。Ubuntuのデフォルト設定では、Click Actionとして、「二本の指がタッチパッドに触れている状態でボタンが押された場合、右クリックとみなす」機能が設定されています。しかしながら、これはClickPadで求められる操作と競合するため、ClickPadデバイスでは、12.04においてはClick Actionは無効に設定されています。
多くのSynaptics製ClickPadは、そのままの状態で動作します。AppleのMacBookトラックパッドも同様です。Apple Magic Trackpadや、より多くのSynaptic製ClickPadは、次のリリースで対応する予定です

Click Actiontというのを有効にすれば良さそうですが、ubuntu communityのAsusZenbookPrimeによると、PPAでなんとかなると書かれていたのでそのまま実行してみました。するとkernelがいきなり3.5になってしまいましたが、指1本2本の判定に加えて、クリックした場所を判定してくれるようになりました。MacやWindowsでは当たり前なんですが、ちょっと感動です。あとはキーボードのファンクション機能がまだ動作しないのですが、これも頑張ってくれてる人がいるようなので、しばらく待っていればなんとかなりそうです。ということでUX21Aもubuntuで生活していけそうです。

【2012/10/30追記】
PPAでやってきたタッチパッドの右クリックも、kernelアップデートで使えなくなってしまいました。しかし、上記のubuntu communityも更新されていて、以下のコマンドを実行するスクリプトを /etc/profile.d 以下に作って右クリックは対応できています。
xinput set-prop "ETPS/2 Elantech Touchpad" "Synaptics ClickPad" 1
xinput set-prop "ETPS/2 Elantech Touchpad" "Synaptics Soft Button Areas" 1956 0 1737 0 1304 1955 1737 0
syndaemon -i 1.7 -d -t -K

2012/07/03(火)Ultrabook ZENBOOK Prime UX21A

お金がないのに、ノートPCを発売日(6/23)に買ってしまいました。


Ultrabookと呼ばれるインテル提唱のMacBook AirのパクリノートPCになります。
ASUSTeK、フルHDパネル搭載の11.6/13.3型Ultrabookなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120621_541561.html

ASUS、IPS液晶を採用したCore i7搭載Ultrabook「ZENBOOK Prime UX31A」など5モデルを発売
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1206/21/news033.html

いつもならノートPCは、発売後しばらくして価格が下がった後か、ハイエンドの型落ちモデル、かつUSキーモデルを買うのですが、今回はIPS full HD 液晶 (1920x1080)に釣られました。少なくともamazon.comを利用すればUSキーモデルは手に入る(7/3の時点でまだなし)のですが、それを待つこともできず、発売日に購入。もっとも発売日で11万まで値段が下がっていた(定価13万)こともあります。さすが量販店モデル、発売日から値下げがハンパないです。

使用感をレポできるほどまだ使っていないのですが、一言でいうとMacBook Airのパクリです。店頭で触れるので本体のパクリ具合に関してはわかるかもしれませんが、本体だけでなく、箱やパッケージング、ACアダプタまで見事にパクってます。また本体サイズが299x196x17とほぼMacBook Airの300x192x17と同じなので、インナーケース類がそのまま利用できます。さすがにAirジャケットは無理ですが、 自分はサンワサプライのインナーケース IN-MAC11BKにUX21Aを入れてます。


最後に今まで使っていたThinkPad X201sとの比較です。こうやってみると、X201sの性能の良さがよくわかります。この筐体でモデルチェンジしてくれれば本当に神機なのに、、、といっても仕方ありません。
ThinkPad X201sZENBOOK Prime UX21A
液晶サイズ12.1 インチ11.6 インチ
解像度WXGA+ (1440x900)フルHD (1920x1080)
CPUCore i7 640LM 2.13GHzCore i7 3517U 1.9GHz
SSD容量120GB(交換可能)256GB(交換不可)
メモリ容量16GB(増設済)4GB(増設不可)
ビデオチップIntel HD GraphicsIntel HD Graphics 4000
幅x奥行x高さ295x210x28299x196x17
重量1.17kg1.14kg
ACアダプタは、付属のMacのパクリ物ではなくて、Innergie mCube Slimが使えましたので、こちらを使っています。純正より少しだけ軽いし、充電用USBポートも付いています。上の表にあるように重さはThinkPad X201sとあまり変わりませんが、体積的には圧倒的に小さくなり、カバンが薄くなりました。現在ubuntuをインストールして格闘中です。プリインストールされたWindows7とのデュアルブートがうまくいきません。