2010/02/14(日)Google Chrome

先月からブラウザをGoogle Chromeに移行して、なんとなく動いているのでそのメモです。

Firefoxが速くなった

普段、nblogの中の人は何も考えずにUbuntuを使っています。従ってデフォルトのブラウザはFirefoxで、それを特にカスタマイズすることなくほぼそのままの状態で使っています。GreaseMonkey?聞いたことあるけど何それおいしいの?という感じです。

要するにカスタマイズするのが面倒なだけなのですが、先日SQLite Optimizerというアドオンを入れるだけでFirefoxが速くなるよ、という話を耳にしたので早速入れてみました。自分でFirefoxを高速化する方法を試行錯誤することはしないのですが、特に決まった運用方法があるわけでもないので、他人からすすめられたアドオンはとりあえず試すことにしています。

ということで、SQLite Optimizerを入れると、目に見えてわかるほどFirefoxが速くなりました。正直、これほど高速化するとは思っていなくて、特にVAIO PなどのCPUがしょっぱい機種ほどその効果は大きいです。

速くなったFirefoxでかなり満足だったのですが、1度速さを知ると欲が出るもの。Google Chromeが速い、と聞いたことがあったので試してみることにしました。

Google Chrome

先月1月の時点でGoogle Chromeのバージョンは4.0でWindows版は安定版、Mac版とLinux版はベータ版という位置付けで、Linux版は拡張機能(Firefoxのアドオンに相当)こそ使えるものの、ブックマークの同期機能はまだ使えないという状態でした。

それが先日11日、バージョン5.0にアップデートされました。まだベータ版であるもののブックマークの同期が使えるようになっており、拡張機能のインストール時によく見られた文字化けも改善されていました。証明書の組み込みがいまだコマンドベースなのでこの辺がベータ版なのかな、という感じがしますが、それ以外はかなり良くなっている印象です。

インストール方法は簡単で、Ubuntuならここから.debファイルをダウンロードして実行するだけです。ソフトウェア・ソースにもGoogleが追加されるので、aptで自動的にアップデートされるようになります。

移行

移行といっても前述のようにFirefoxはほぼ標準状態でしか使っていないので、使用していたアドオンはわずかです。
Xmarksはブックマークを同期させるアドオンなのですが、Google Chromeにも同名の拡張機能が存在します。またバージョン5.0からはGoogle Chrome自体にブックマークの同期機能(要Gmailアカウント)がありますので、Firefoxをまったく使わないのであればそれだけでなんとかなりそうです。FirefoxとGoogle Chromeを併用してブックマークを同期したい場合はXmarksが必要になります。

ちなみにGoogle ChromeのXmarksはインストール時に無条件で「ローカルのブックマークをサーバーに追加する」という挙動を取るので、インストール前にローカルのブックマークを空にしておかないと、ブックマークが倍増していくことになるので注意です。自分はそれに気付かず、3回ほどXmarkをインストールして、サーバーのブックマークがとんでもないことになりました。パスワードの同期はLastpassという拡張機能で代用できそうなのですが、今のところなくても困らなそうなので、インストールしないで様子を見ることにします。

hatena bookmarkは同名の拡張機能があるのでそちらをインストール。twitterクライアントはあまり使わないのですが、Chrome birdというのが評判が良さそうなので、とりあえずそれをインストール。Tab Mix Plusのようなタブ機能に関連する拡張機能はたくさんあってまだわからないので後回しにします。

証明書

参考サイト
chromium - LinuxCertManagement
きっかけは29126 - Google Chromeをいれてみた。

同じ方法で動作しましたが、一応手順を自分なりにメモしておきます。
まずは、自分が使うXXX ROOT CAの証明書(XXX.cer)を用意します。
$ sudo apt-get install libnss3-tools
$ certutil -d sql:$HOME/.pki/nssdb -A -t "C,," -n 【CAのニックネーム】 -i XXX.cer

次に自分の証明書を入れます。設定してあればパスワードを聞かれたりします。
$ pk12util -d sql:$HOME/.pki/nssdb -i nblog.p12

Google Chromeの起動時のオプションに --auto-ssl-client-auth を付けます。

Windows版のGoogle Chromeは証明書の管理もGUIで操作できるようになっているみたいです。自分は複数の証明書を使わないのでコマンドでも何とかなっていますが、複数の証明書を管理する場合は一覧で見れないと面倒かもしれません。

まとめ

どちらのブラウザでも同じことはできるはずなので、FirefoxでもGoogle Chromeでも好みでかまわないと思うのですが、Google Chromeにして良かった所を2つ上げておきます。
  1. 拡張機能をインストールしても再起動を要求されない
  2. タスクマネージャでFLASHだけを再起動できる

Firefoxはアドオンを入れるたびに再起動を要求されましたが、Google Chromeではそのようなことはないので、拡張機能を検索して面白そうなのを見つけては適当にインストールしたり、気に入らなかったらアンインストールしたり、お手軽にできます。

またFLASHの調子が悪くなった場合(自分の場合、よく音が出なくなることがある)、Firefoxの場合は再起動するしか方法がありませんでしたが、Google Chromeの場合はタスクマネージャからFLASHのタスクだけつぶせば元に戻ります。

といった感じでまだまだ使いこなすということからはほど遠いのですが、今のところブラウザをGoogle Chromeに変更して特に困ったことはないので、しばらくこのまま使っていきたいと思います。