2010/02/23(火)willcom core 3GのAPN変更
結論から言うと、うまくいきませんでした。
nblogの中の人は去年の10月にwillcom core 3Gを契約しました。指定されているAPNは
a.willcomcore.jp (通称a接続) ID:wcm PASS:wcm
1月28日に発売されたHYBRID W-ZERO3で使われているAPNは
d.willcomcore.jp (通称d接続) ID:clubh PASS:clubh
接続先(プロバイダ)はどちらもprinだし速度もそれほど変わらないとは思うのですが、かなり前からd接続の情報がネットに上がっていたことと、当時a接続はとても遅いと感じていたので、なんとかしたいという気持ちからアクセスしてみました。が、そのときはまったくつながらず。そもそもまだ発売されていないHYBRID W-ZERO3用のAPNなので、つながらないのは当然です。
しばらくしてHYBRID W-ZERO3発売。
実を言うと、d接続のことはまったく忘れていたのですが、ふと思い出したので再び試してみました。今回もやっぱりつながらないのですが、gnome-pppのログをよく見てみます。
--> WvDial: Internet dialer version 1.60 --> Cannot get information for serial port. --> Initializing modem. --> Sending: ATZ ATZ OK --> Sending: ATZ E0 V1 X4 &C1 +FCLASS=0 ATZ E0 V1 X4 &C1 +FCLASS=0 OK --> Sending: at+cgdcont=1,"PPP","d.willcomcore.jp" OK --> Modem initialized. --> Sending: ATM1L3DT*99# --> Waiting for carrier. CONNECT 7200000 --> Carrier detected. Waiting for prompt. ~[7f]}#@!}!}!} }3}(}"}'}"}"}&} } } } }#}%B#}%K}^~ --> PPP negotiation detected. --> Starting pppd at Tue Feb 23 21:17:45 2010 --> Pid of pppd: 2062 --> Using interface ppp0 --> Disconnecting at Tue Feb 23 21:17:49 2010 --> The PPP daemon has died: Authentication error. --> We failed to authenticate ourselves to the peer. --> Maybe bad account or password? (exit code = 19) --> man pppd explains pppd error codes in more detail. --> I guess that's it for now, exiting --> The PPP daemon has died. (exit code = 19)man pppd を読むと exit code = 19 はIDやPASSが違うことによる認証エラー、となっています。しかし、今回はIDやPASSはあってるにも関わらず認証ではじかれているので、これが噂に聞くIMEI制限なのか、と勝手に思っていました。
しかしながら検索してみると、Nexus OneでHYBRID W-ZERO3のSIMを使ってる人がいるのでIMEIではなくて、単純に「新ウィルコム定額プランG」じゃないとダメなんだな、というオチでした。
参考サイト
旨い飯と楽しいデバイスの宴 - Nexus One で Willcom Hybrid W-ZERO3の3G SIMを使う
ちなみにa接続は ID:wcm でも、ID:clubh のどちらでも接続できるようになっていました。ということで既存のwillcom core 3GのSIMで接続できるAPNをまとめると以下のようになります(b接続、c接続は触れません)
ID:wcm | ID:clubh | |
a.willcomcore.jp | ○ | ○ |
d.willcomcore.jp | × | × |
最近は速度も以前ほど遅くなく、都心でも平日の昼間ならほぼ1M↑出ています。夕方以降はあいかわらず惨事状態ですが、これはFOMAネットワーク自体が重くなっているのが原因な気がします。解約する人が多くなるかもしれませんが、自分は何かと気に入っているので、もうしばらくwillcomを使い続ける予定です。
2010/02/17(水)メモリースティック PRO Duo
日曜のお昼頃、ちょっと買物へ出かけたついでに近所の家電量販店に寄ってみました。特に必要な物があったわけではなく、本当になんとなくです。nblogの中の人は田舎暮らしなので、基本的にamazonをはじめとする通販か、たまに秋葉原に行ったときにまとめて買うようにしています。コンピュータ関連の商品はそのような買い方をしているので、近所の家電量販店では急ぎで必要な物以外あまり購入しません。
ただ週末の特価商品(個数限定の場合が多い)はたまに安い物があったりするわけで、でも時間的にお昼なのでそんなおいしい物はもうないだろう、、、ということで、なんとなく寄ってみたのでした。で、適当に売れ残っている商品を見ていくと、32GBのメモリースティックPRO Duoが7000円というのが目に止まりました。全商品の価格相場を覚えているわけではないのですが、自分の記憶では32GBはまだ1万円を切ってなかった気がします。「限定5個」とポップがありましたがまだ3つ残っていたので、1回家に帰って型番を調べてから考えることにしました。
自宅に帰って型番で検索すると、最安値は10980円(coneco調べ)となっていて、さきほどの7000円はなかなか安いことが判明。しかしながら、amazonのレビューを見てみると何やら速度が遅いようです。ただ、7000円なら32GBのSDHCカード(class2)とほとんど値段も変わらないし、VAIO Pの余っているメモリースティックのスロットにちょうどいいかもしれません。なにかとSDHCスロットは使ったりするのでできれば空けておきたいというのもあります。ということで、
Ubuntu 10.04LTSが出たときの、データ置き場にでもすればいいか
と理由をつけて買うことにしました。夕方また出かける用事があったのでそのときにお店に寄るとまだ2個残っていたので1つ購入。家に帰ったら早速VAIO Pに挿して、本体に置かなくてもいいデータをコピーし始めますが、、、
本当に転送速度が遅い
amazonのレビューにも書いてありましたがこのメモリースティックは本当に遅いです。どのくらい遅いか言葉ではなかなか伝わらないので、CrystalDiskMarkで速度をはかってみました。比較に使えそうな高速のメディアを持っていないことに気付きましたが結果を貼っておきます。
ついでなので、去年の11月に3000円で買ったTranscendの16GBのMicroSDHC(class2)の速度もはかりました。これも比較できる高速なSDHCカードがないのですが、書き込みが特に遅いというのは数値からわかると思います。
VAIO Pのメディアリーダーがしょぼい可能性もあるのですが、どちらも低価格で購入したメディアであるということと、ネット上でも遅いという評価なので、実際に低速なのだと思われます。値段相応ということでしょうか。
ちなみにVAIO Pの内蔵SSD(128GB)もはかってみました。
2010/02/14(日)Google Chrome
Firefoxが速くなった
普段、nblogの中の人は何も考えずにUbuntuを使っています。従ってデフォルトのブラウザはFirefoxで、それを特にカスタマイズすることなくほぼそのままの状態で使っています。GreaseMonkey?聞いたことあるけど何それおいしいの?という感じです。要するにカスタマイズするのが面倒なだけなのですが、先日SQLite Optimizerというアドオンを入れるだけでFirefoxが速くなるよ、という話を耳にしたので早速入れてみました。自分でFirefoxを高速化する方法を試行錯誤することはしないのですが、特に決まった運用方法があるわけでもないので、他人からすすめられたアドオンはとりあえず試すことにしています。
ということで、SQLite Optimizerを入れると、目に見えてわかるほどFirefoxが速くなりました。正直、これほど高速化するとは思っていなくて、特にVAIO PなどのCPUがしょっぱい機種ほどその効果は大きいです。
速くなったFirefoxでかなり満足だったのですが、1度速さを知ると欲が出るもの。Google Chromeが速い、と聞いたことがあったので試してみることにしました。
Google Chrome
先月1月の時点でGoogle Chromeのバージョンは4.0でWindows版は安定版、Mac版とLinux版はベータ版という位置付けで、Linux版は拡張機能(Firefoxのアドオンに相当)こそ使えるものの、ブックマークの同期機能はまだ使えないという状態でした。それが先日11日、バージョン5.0にアップデートされました。まだベータ版であるもののブックマークの同期が使えるようになっており、拡張機能のインストール時によく見られた文字化けも改善されていました。証明書の組み込みがいまだコマンドベースなのでこの辺がベータ版なのかな、という感じがしますが、それ以外はかなり良くなっている印象です。
インストール方法は簡単で、Ubuntuならここから.debファイルをダウンロードして実行するだけです。ソフトウェア・ソースにもGoogleが追加されるので、aptで自動的にアップデートされるようになります。
移行
移行といっても前述のようにFirefoxはほぼ標準状態でしか使っていないので、使用していたアドオンはわずかです。- Xmarks (ブックマークとパスワードの同期)
- hatena bookmark (はてなブックマーク用アドオン)
- Echofon (twitterクライアント)
- Tab Mix Plus (タブ機能の拡張)
ちなみにGoogle ChromeのXmarksはインストール時に無条件で「ローカルのブックマークをサーバーに追加する」という挙動を取るので、インストール前にローカルのブックマークを空にしておかないと、ブックマークが倍増していくことになるので注意です。自分はそれに気付かず、3回ほどXmarkをインストールして、サーバーのブックマークがとんでもないことになりました。パスワードの同期はLastpassという拡張機能で代用できそうなのですが、今のところなくても困らなそうなので、インストールしないで様子を見ることにします。
hatena bookmarkは同名の拡張機能があるのでそちらをインストール。twitterクライアントはあまり使わないのですが、Chrome birdというのが評判が良さそうなので、とりあえずそれをインストール。Tab Mix Plusのようなタブ機能に関連する拡張機能はたくさんあってまだわからないので後回しにします。
証明書
参考サイト
chromium - LinuxCertManagement
きっかけは29126 - Google Chromeをいれてみた。
同じ方法で動作しましたが、一応手順を自分なりにメモしておきます。
まずは、自分が使うXXX ROOT CAの証明書(XXX.cer)を用意します。
$ sudo apt-get install libnss3-tools $ certutil -d sql:$HOME/.pki/nssdb -A -t "C,," -n 【CAのニックネーム】 -i XXX.cer
次に自分の証明書を入れます。設定してあればパスワードを聞かれたりします。
$ pk12util -d sql:$HOME/.pki/nssdb -i nblog.p12
Google Chromeの起動時のオプションに --auto-ssl-client-auth を付けます。
Windows版のGoogle Chromeは証明書の管理もGUIで操作できるようになっているみたいです。自分は複数の証明書を使わないのでコマンドでも何とかなっていますが、複数の証明書を管理する場合は一覧で見れないと面倒かもしれません。
まとめ
どちらのブラウザでも同じことはできるはずなので、FirefoxでもGoogle Chromeでも好みでかまわないと思うのですが、Google Chromeにして良かった所を2つ上げておきます。- 拡張機能をインストールしても再起動を要求されない
- タスクマネージャでFLASHだけを再起動できる
Firefoxはアドオンを入れるたびに再起動を要求されましたが、Google Chromeではそのようなことはないので、拡張機能を検索して面白そうなのを見つけては適当にインストールしたり、気に入らなかったらアンインストールしたり、お手軽にできます。
またFLASHの調子が悪くなった場合(自分の場合、よく音が出なくなることがある)、Firefoxの場合は再起動するしか方法がありませんでしたが、Google Chromeの場合はタスクマネージャからFLASHのタスクだけつぶせば元に戻ります。
といった感じでまだまだ使いこなすということからはほど遠いのですが、今のところブラウザをGoogle Chromeに変更して特に困ったことはないので、しばらくこのまま使っていきたいと思います。
2010/02/11(木)viliv N5
Processor: Intel Atom Z520 1.33GHz
Memory: 1024 MB
HDD: 32 GB SSD
Screen: 4.8" WSVGA LCD (1024 x 600) Touch Screen
Audio: Speaker, Micprophone, Earphone Jack
Keyboard: ENG
Bluetooth: Bluetooth v2.0
WLAN: WLAN 802.11 b/g
Card Reader: Micro SD Card reader
USB: USB 2.0 Host (1) Slave (1)
今年のおもちゃマシンとして期待しているのですが、なかなか発売されません。重さも399gということで、mbook以来久々の400g以下PC(atom搭載クラムシェル型)です。mbookのメモリ1GB搭載モデルも気になるところですが、そちらも出る気配がないし困ったものです。
マウスボタンのせいで数字キーが圧迫されているので、そこら辺が物議を呼びそうで楽しみにしています。
ちなみにこちらが初期に公開されていた画像で、ポインティングデバイスが手前にあります。個人的にはこちらの方が良かったと思います。
2010/02/05(金)トラックボールを変えた話
家電量販店のマウスコーナーに行くと、たくさんのマウスが置いてあって目移りしてしまうのですが、ちょっと大きめのお店だと隅の方にひっそりとトラックボールコーナーがあったりします。最近はトラックボールを販売してるメーカーは少なくなってきていますが、完全になくなってしまったわけではなく、たまーに新製品が出たりして、軽くチェックだけはしているつもりです。
そんなわけでnblogの中の人はトラックボール派(特にロジクール)です。自宅で使うパソコンにはトラックボールがつながっています。現在愛用しているのが1999年終わりぐらいに購入したロジクールの無線トラックボール(Cordless TrackMan Wheel)で、故障もせずに使い続けて10年ちょっとになります。今でこそノートパソコンを使っていますが、無線トラックボールの購入当時はデスクトップパソコンを使っていて、ケーブルをずるずる引きずるのが嫌だったため無線トラックボールを購入したのでした。値段は確か10000円ぐらいだった気がします。
何となく検索してみると2000年7月31日のPC Watchの記事で紹介されていましたが、確かこれはモデルチェンジの発表で、その前に無線トラックボールは発売されていたはずなのですが見つかりませんでした。前のモデルはロゴの位置が違っていて、こんな感じになります。
パソコンがデスクトップパソコンからノートパソコンに変わって、有線トラックボールならいざ知らず、無線トラックボールを使う理由がなくなったのですが、単3電池1本で数ヶ月動作するお手軽さもあって、気にせず使いつづけてきました。年に1回程度は分解して埃を取ったり、コロコロのところに油をさしたりする程度のメンテナンスはしていましたが、まったく壊れる気配はありません。
ロジクールがトラックボールの新製品をまったく出さなくなり、そろそろやばい(撤退)かなと思った2008年でしたが、なんと12月にモデルチェンジをしました。Cordless TrackMan Wheelはなくなってしまいましたが、有線に切り替えるいい機会だと思ってTrackMan Wheelを購入。しかし、例によって購入しただけで放置状態になっていました。
そして先日、Cordless TrackMan Wheelの電池が切れ、しかも単3電池の在庫もちょうどありません。今度こそ、と思ってTrackMan Wheelに切り替えました。
同じロジクールの製品とは言え、10年以上も使っていた製品と比べるのは何なのですが、実際に使ってみるとTrackMan Wheelのボールはかなり重く感じました。使っているうちに慣れるだろうと思ったのですが、毎日使うものですからガマンして使うのもおかしかろうと、何かいい方法はないか検索してみると、おもしろい方法を発見しました。
潤滑油として顔の油を使う
本当?と思いましたが、かなりお手軽なので実際に試してみました。ボールを顔につけてそのあと軽く拭き取ります。すると驚いたことにボールがとても滑らかになりました。人の物だとちょっと困りますが、自分で使うものですから汚いとか、そういうこともありません。
というわけで10年以上長く使い続けた無線トラックボール(Cordless TrackMan Wheel)はお休みして、メタリックグレーの有線トラックボール(TrackMan Wheel)を使いはじめました。今度もまた10年使えるといいけど、そろそろマウスやトラックボールといったオールドデバイスを何とかしたいと思ったりもします。