2009/09/21(月)mbookにUbuntuをインストール

金曜に届いたmbookに早速Ubuntuをインストールしてみました。来月には9.10が出ますが、今回インストールしたのは9.04デスクトップ日本語REMIXです。


USBメモリにイメージを作成して、mbookに差し込んで起動。DELキーを押しているとBIOSに入れるので、USBメモリからブートするようにします。GUIモードでインストールでき、まったくトラブルなく最後まで終了。再起動後、気づいたこと確認しておきたいことをまとめておきます。
  • 解像度が800x600(本来1024x600)
  • タッチパネルが使えない
  • 無線LANが使えない
  • 音が出ていない
  • webカメラが使えない
  • USIMを使ってみたい
特に上の3つは自分的にかなり困るところなので、なんとかしたいところです。検索するといろいろまとめてる人がいるので、参考にしつつ自分なりにまとめていきます。



解像度を1024x600にする
エスブレイン - VAIO TYPE PにUbuntuインストール (1600×768もOK)
Viva! Ubuntu!! - ついにUbuntu9.04対応の「インテル atom Poulsbo」ドライバが非公式ながらリリース。Inspiron mini 12でOK!!
とむむの日々○○ - UMiD mbookでUbuntuを使う! その4
上のサイトを参考にしましたが、やはり機種が同じなだけあって(?)、とむむの日々○○さんのところと同じ方法でできました。一応自分なりに手順まとめておきます。タッチパネルの設定がまだなので、マウスを接続して設定しました。キーボードだけだと操作が厳しいです。

システム>システム管理>ソフトウェア・ソース>サードパーティのソフトウェア、で以下の2つを追加します。
deb http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu jaunty main
deb-src http://ppa.launchpad.net/ubuntu-mobile/ppa/ubuntu jaunty main
端末を開いて実行します。公開鍵の組み込みです。
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv C6598A30
Synapticパッケージ・マネージャを起動して再読込。その後、psbで検索して以下の4つにチェックをしてインストールします(依存関係で4つ入る)
psb-kernel-headers
psb-kernel-source
psb-modules
xserver-xorg-video-psb
ログアウトして入り直せば1024x600になっているはずです。



タッチパネルを使えるようにする
主にPCに関すること - mbook M1 その13 ubuntu タッチパネル設定完了
mbookとその他について - mbookのタッチパネルリトライ再び
上のサイトを参考に設定しました。ということで自分なりにまとめです。
  1. ここからGalaxTouchDriver なるものをダウンロードしてきます。自分は Kernel 2.6.x 2.06.2905 を落としました
  2. 展開してsetup.shを編集します。「1.5.」になってるところを2ヶ所「1.6.」に直します追記:スクリプトを見たら9.04対応になってたので修正はいらないようです。(2009/09/25修正)
  3. setup.shを実行し、途中の選択肢は [2]PS/2 を選びます
  4. http://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=552400 から egalax_drv.so をダウンロードし、/usr/lib/xorg/modules/input/ に置きます
  5. /etc/init.d/rc.local の case “$1” inの前に echo -n serio_raw > /sys/bus/serio/devices/serio4/drvctl と付け加えます
  6. 再起動して sudo /usr/bin/eGalaxTouch で起動してToolタブからキャリブレーションを実行して設定終了です
これでだいぶ便利になりました。ちなみに数秒ホールドしていると右クリックになります。



無線LANを使えるようにしたい
無線はかなり鬼門で、実はまだnetwork-managerから使えるようになっていません。iwconfigで設定すれば使えますが、network-managerで接続すると、つながった途端にUbuntuごとフリーズします。なんとなくnetwork-managerで動かせるような気がするので、とりあえずやったことをまとめておきます。
  1. http://www.marvell.com/drivers/driverDisplay.do?driverId=203 からdriverをダウンロード
  2. 日付が2008/08/18であること、GPLであることから、さらに改変されたdriverがないか検索
  3. http://dev.laptop.org/pub/firmware/libertas/ なるものを発見したが、やっぱりフリーズ
  4. sd8686関係を見直すため、数年ぶりにKernelの再構築を行うが、なんかミスっててやり直し。
ちなみにmbookでコンパイルしましたが5時間近くかかりました。負荷がすごいので当然筐体が熱くなり精神衛生上あまりよろしくありません。



音を出したい
主にPCに関すること - mbook M1 その9 ubuntu サウンド有効化
参考に、というかそのままの通りしたら音が出るようになりました。本体のスピーカーがしょぼいのか音はとても小さいです。
/etc/modprobe.d/alsa-base.conf に以下の2行を追加
alias snd-card-0 index=0
options snd-hda-intel model=basic


webカメラを使いたい
これも現時点ではまだ使えるようになっていません。そもそもdmesgを見る限り認識されていないような気がします。WindowsでのカメラのON/OFFが、Fn+Bキーを押すことによって行われてるらしいのですが、これがハード的にON/OFFしていたりするとUbuntuでは無理そうな気もします。Wineをインストールした後、Windows用のUMID Launcherを入れてみましたが、やっぱりダメでした。
追記:Windows側でFn+BでWebカメラを有効にし、その後電源を切ることなしにUbuntuを起動すると、カメラは認識されて普通に使えました。(2009/09/25追加)
Nise Design - Install Ubuntu Linux 9.04 to UMID mBook M1
上のサイトのwebcamに関する説明を見るとdmesgに以下のメッセージがないとダメそうです。これはあとでWindowsをインストールしてカメラの動作確認をしたいと思います。
[] uvcvideo: Found UVC 1.00 device Venus USB2.0 Camera (0ac8:3430)
[] input: Venus USB2.0 Camera as /devices/pci0000:00/0000:00:1d.7/usb1/1-7/1-7:1.0/input/input9


USIMを使ってみたい
WILLCOM CORE 3Gが使えるらしいのですが、持っていないので試せていません。



ということで、かなり快適になってきましたが、無線LANとwebカメラ、USIMが今度の課題となりそうです。次回は周辺機器についてまとめてみたいと思います。

2009/09/20(日)mbook購入

前回、mbookを買うことにしましたが、記事にするのが遅いので、実際は先週の木曜(10日)に注文していました。1週間後の18日には届いて早速遊んでいます。


写真は例によってないので、文章のみです。大きさはとても小さいです。おそらく常用するには無理があります。最近だと大型店でPMシリーズを展示してるので、触った人もいるかと思いますが、これPCか?と思うぐらい軽いです。色は黒なのですが、白がプラスチック感を強く出してるのに対し、黒はマット調というか材質は同じなんだろうけど、いい感じになってます。

ということで早速Ubuntuをインストールしてみました。

2009/09/19(土)NetWalkerに触ってきた

今日は秋葉原に行く機会があったので、先行発売されてたSHARPのNetWalkerに触って来ました。


ヨドバシAKIBAとソフマップ数軒まわったのですが、注目度はあまり高くなく、触れてる人はほとんどいませんでした(午後3時ぐらい)。見た感じですが、液晶のサイズの割に解像度が高いので、とてもきれいに見えます。動作はモッサリとか言われますが、普段PCメインの人から見ると確かにモッサリしてるかもしれません。逆にPDA(WMなど)を使ってる人から見ると、それほどでもないような気がします。

そのままUbuntuが入ってますので、すでにUbuntuしか使っていない自分は違和感がまったくありませんでしたが、Windowsメインの人には大変かもしれません。ネットワークにつながっていなかったので、動画サイトを見ることはできませんでしたが、動画がスムーズに再生されるなら、液晶がきれいなこともあり、面白そうな感じはします。

残念なのはキーボードです。小さな本体の割にキーサイズが大きくて打ちやすそうなのですが、実際に入力すると、なんか引っかかるような感があって、とても残念です。オプティカルポイントが使いやすいだけに、本当に残念です。

カーネルイメージが公開されたようですが、Ubuntu以外のOSに入れ替えできる日がくるのでしょうか。ちなみにイー・モバイルとの抱き合わせで100円というのもすでにありました。値段が安くなるか、2代目を待ちたいと思います。

2009/09/19(土)UMPCが欲しくなってきた

最近小さいPCが目につくようになってきました。


ネットブックではなく、UMPC(Ultra-Mobile PC)と呼ばれるPCです。MID(Mobile Internet Device)とどう違うのか、微妙すぎてよくわからなかったりするのですが、とりあえずネットブックより小さい機器を1台購入してみることにしました。候補が以下の3台。

mbook
UMIDから発売されているmbookです。日本でも10月には工人舎からPMシリーズとして発売されます。面白そうなところは基本atomなので普段のPCで使えることは全部できるところ。残念なのは値段が高いこと。

NetWalker
SHARPから25日発売予定(先行発売で18日に出た)のMIDです。面白そうなところはCPUがARMなところ。残念なのは、通信デバイスが無線のみ。

viliv S5
iPhoneを大きくしたような感じの機器。良いところはメモリ1GBでインターフェースが充実してるところ。残念なのは、(個人的理由だが)キーボードがないこと。ただしソフトウェアキーボードは良くできてるらしいので、気になるところ。


実用性を考えると、あの機能も欲しい、これ足りない、とキリがないので、選択の基準はどのくらい遊べるか?という1点に絞りました。そう考えると、CPUがARMであるもののすでにUbuntuがインストールされていて、インターフェース類が少ないNetWalkerは×。GPSとか面白そうだけれども、Windows専用ユーティリティの「viliv Manager」を使わないと無線の制御ができないらしいviliv S5も×。ということでmbookを購入することにしました。

工人舎から発売されるPMシリーズでもいいのですが、CPUがZ510(1.10GHz)でSSDが16GBです。海外ではCPUがZ520(1.33GHz)でSSDが32GBのモデルが販売されています。どうせなら上のモデル、ということで、現時点の最上位モデル(HSDPA付き、黒色)を購入することにしました。

2009/09/19(土)OpenPNE(Amazon API)

放置してたので1ヶ月ぐらい前の話です。


ある所でOpenPNEを使ってSNSを運用しているのですが、amazonのレビューが使えないとのこと。運用モードになると基本放置なので、まったく忘れていたのですが、そういえばこんなのを読んだ気が、、、しかもずんぶん以前に、、、

ということで、なんとかすることになりました。もっとも本家OpenPNEはかなり前にamazon対応バージョンが上がっていたので、こちらもバージョンを上げて解決、、、のはずがうまくいきません。おそらくフィルタリングが原因と予想しつつも一応確認してみることにします。方法は外部にproxyを立てて、OpenPNEのアクセスをproxy経由に、、、


sshでトンネルを張って、接続先(nblog.jp)でproxyを立てます。チェックするだけの簡易的なものでいいのでstoneを利用することにします。
ssh -p80 username@nblog.jp -L 8080:localhost:8080
で、トンネルを張って(例によって80を通す)、接続したnblog.jpでstoneを実行。
stone proxy 8080
stoneがないよ、とエラー。apt-getで入れようとするも、Ubuntu9.04だとないらしいので、自分でコンパイルしてインストールすることに。で、コンパイルするとエラーが。。。なんかハマりの予感がしてきましたが、検索して解決法発見で乗りきりました。
Proxyを越えて。
http://blog.yakumo.la/?p=347
OpenPNEはproxyを使ってアクセスできるので、localhostの8080をproxy指定してレビュー機能が使用できるか確認すると、何の問題もなく使うことができました。stoneが流すHTTPリクエストを見ているとどうやら、http://ecs.amazonaws.jp/onca/xml が引っかかってる様子。

というわけで上記のアドレスをフィルタリングから解除するようにしたらproxyを使わなくてもレビュー機能が使えるようになりました。