2009/01/30(金)X200sにubuntu

ThinkPad X200sにubuntuをインストールしてみました。

まずは現在のスペックから
CPU:SL9400(1.86GHz)、メモリ:4GB、HDD:250GB
無線:5300AGN、Bluetooth、指紋認証etc

この辺のモデルのいいとこどりみたいな感じです。バッテリーは4セルなので1.1kgと軽くなりました。メモリとHDDは自分で追加しましたがそれでも14万ちょっとなので、だいぶ安く購入できたと思います。

OSは4GBのメモリを活かすためubuntuの64bit版(以下ubuntu64)をインストール予定でしたが、PCG-U101のときのPXEブートのファイルがそのまま残っていたので、とりあえず32bit版(以下ubuntu32)からインストールしてみることにしました。

インストール自体は無事終了。だいたい20分ぐらいで終わりました。インストール中は特に問題なかったのですが、再起動時に気づいた点が2つ
  1. 画面の解像度が1440x900で認識されてるが、GNOMEパネルのサイズがおかしい
  2. 液晶の明るさが調節しても暗くなってしまう

ということで早速google先生にお願いして調べたところ、そのものズバリありました。しかも今週の記事でした、とても助かりました。
ThinkPad X200s+Ubuntuで画面解像度の認識がおかしい件
http://d.hatena.ne.jp/tkng/20090127/1233049468
Ubuntu HardyでThinkPadの明るさ調整ができるようになった
http://yamashita.dyndns.org/blog/thikpad-brightness-on-ubuntu-hardy/

メモリはubuntu32では2.9GBまでしか認識しませんでした。しかし、PAEという機能を使うと64GB(36bit)までメモリを認識させられるということで、さっそくやってみたら3.8GBになりました。素晴らしい。
Ubuntu 32bitで4GB RAMを認識させる
http://blogs.yahoo.co.jp/muiminamoji/12237758.html
ただし、欠点として速度が遅くなるとのこと。しかしubuntu32でもメモリを使えることがわかったので、ubuntu64がダメそうなら戻ってくることも視野に入れられそうです。

ということで今回はここまで、次回はubuntu64のインストールです。

2009/01/30(金)X200sを起動

X200sが届いたので、今回は起動したお話です。

まずは電源オン>F1キー>BIOS項目のチェックです。チェックといっても別に何かするわけでもなくメモリが1GB認識されてるのを確認して電源オフ。

メモリは最低の1GBにして注文したので、これから2GBx2に増設します。そろそろ届くだろうと先週購入しておいたのですが、ノート用のDDR3のメモリが2GBx2=4GBで1万円とだいぶお安くなったものです。裏蓋を外して、元から付いている1GBを取って2GBx2を取り付けます。再びBIOSチェックで4GB認識されてるのを確認。

HDDも交換の予定ですが、1回VistaHomeを立ち上げてハードウェアの確認をします。Windowsのデスクトップの画面が出るまえに、LenovoWelcomeというソフトが起動して、ユーザー登録の案内とか表示をはじめました。この手のソフトはよくあるんですが、なんか反応しないなあと思いきや、いきなりフリーズしてました。

無線LAN、Bluetooth、指紋認証、使えるかどうかの確認はしてないけど、少なくとも認識されてるのだけだけはチェックをして、さようならVistaHome。

チェックの途中気づいたのですが、なんとなくシステムを見ると、メモリが4GBと表示されてました。気になったので、検索してみたらSP1が当たるとBIOSで認識されてるメモリがシステムで表示されるとのこと。表示だけでアプリケーションからはやっぱり3GBしか使えないらしいです。

HDDの交換もネジ1つ外して、HDDを引き抜いて終了。Lenovoに限らずHPやDELLもそうなんだけど、こういったメンテナンスのやり易さはとても助かります。

といったところで今回はここまで、次回はubuntuインストール予定です。

2009/01/30(金)PCG-U101にWPA その2

前回の続きで、PCG-U101にubuntuをインストールしてWPAで無線接続にチャレンジです。

前回の時点で、かなりいい感じだったので、wpa_supplicantコマンドで直接設定して確かめていくことにしました。ただ毎回コマンド入力して確認するのは面倒なので、何かいいツールはないか探していたところwicdなるツールを発見。設定できるところを見る限りほぼwpa_supplicantと同じで、GUIで各種選択できるため試行錯誤するのに良さそうです。

ubuntuのインストール方法も出てるので、見ながら設定するとnm-managerの代わりにwicdがパネルにセットされました。そしていよいよ接続確認、、、

あれ?一瞬つながったような…

なんていうかつながったり切断したり、つながっても速度が出なかったり、とてもまずそうな挙動をはじめました。logを確認すると、connectとdisconnectがたくさん出ています。アクセスポイントは目の前に設置してあるので電波が弱いとかそういうのではなさそうです。

googleで検索したところ、同様の症状が出てる人もいるようですが、なんていうかうまくいったいかないの報告がバラバラで解決方法もみんなバラバラ。しかも日本語の情報が少ないので、英語が弱い自分には敷居が高いです。

さらに押入れをあさっていたら、3comの無線LANカードを発見してしまいました。これはPCMCIAのスロットをつぶしてしまいますが、アンテナが一切出ないというすぐれもの。しかもabg対応です。このカードを挿してみると、もう今までの苦労がなんなのか、というぐらい速攻WPAで接続できてしまいました。

X200sも届いたことだし、U101はこれにてしばらくお休み。今から6年弱前に出たPCですが、まだまだいろいろ遊べることがわかりました。外付けCDを入手したらXPに戻してまた遊びたいと思います。

2009/01/21(水)PCG-U101にWPA

PCG-U101で遊んでます。googleで検索すると、6年前のPCなのに遊んでる人が多いこと多いこと。とりあえずubuntuをインストールしたので、今回はWEP→WPAに対応させることにチャレンジ。参考にしてくれる人に申し訳ないので結論を先に書いておくと、、、

できませんでした(もう少しな予感)


一応、話をまとめておくと以下のような流れになってます。
  1. VAIO type Pいいかも
  2. よく考えたら使わないから様子を見よう
  3. でも小さいPCで遊びたいなあ
  4. PCG-U101があったじゃないか
  5. 無線がWPA対応してなくて使わなくなったんだよなあ
  6. 今ならWPA使えるかも
  7. ubuntu入れてWPA使えるようにするぜ ←いまここ
ちなみにすでにubuntuを入れてしまいましたが、googleで検索したところ、WindowsXPでもVAIO updateで新しいsupplicant入れればWPA対応になるらしいとのこと。ndiswrapper用に確認しておけばよかったかな、と思いつつもすでに消してしまったのであきらめ。事前調査は大事です。

ubuntu8.10を入れた初期状態では無線はWEPのみ使用でき(ただしAPがないため本当に接続できるのか未確認)、ネットワークマネージャでは暗号化の項目にWPAの選択が表示されない状態。このPCG-U101はIntersilのPRISMチップが搭載されているみたいなのだが、検索してみるとこのチップも曲者らしい。


とりあえずprismで検索するとfirmwareをアップグレードしましょう、的なことが書かれてるページを発見。さっそくやってみることにした。
http://linux.junsun.net/intersil-prism/

dmesgで確認すると、以下のような表示が
[ 39.957898] wifi0: NIC: id=0x8022 v1.0.0
[ 39.958914] wifi0: PRI: id=0x15 v1.1.1
[ 39.963345] wifi0: STA: id=0x1f v1.5.6
v1.5.6だったので1.8.4にしてみることにする。

hostap-utisを入れて
$sudo prism2_srec -v -f wlan0 ./sf010804.hex
S3 CRC-16 generation record: start=0x007E1800 len=65536 prog=1
Start address 0x00000000
srec summary for sf010804.hex
Component: 0x001f 1.8.4 (station firmware)
Supported platforms:
0x800a 1.0.0, 0x800b 1.0.0, 0x800c 1.0.0, 0x800d 1.0.0, 0x8012 1.0.0
0x8013 1.0.0, 0x8014 1.0.0, 0x8016 1.0.0, 0x8017 1.0.0, 0x8018 1.0.0
0x801a 1.0.0, 0x801b 1.0.0, 0x801c 1.0.0, 0x8021 1.0.0, 0x8022 1.0.0
0x8023 1.0.0
Interface compatibility information:
role=Supplier variant=4 range=1-15 iface=Station Firmware-Driver (4)
role=Actor variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)
role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
role=Actor variant=1 range=4-4 iface=Primary Firmware-Driver (3)
Separate S3 data areas:
S3 area count: 3
addr=0x007E1800..0x007EEAF9 (len=54010)
addr=0x007F0800..0x007F17FF (len=4096)
addr=0x007FE000..0x007FECD1 (len=3282)
Total data length: 61388
Start address 0x00000000

Wireless LAN card information:
Components:
NICID: 0x8022 v1.0.0
PRIID: 0x0015 v1.1.1
STAID: 0x001f v1.5.6
Interface compatibility information:
PRI role=Supplier variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)
PRI role=Supplier variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
PRI role=Supplier variant=1 range=4-4 iface=Primary Firmware-Driver (3)
STA role=Supplier variant=1 range=1-10 iface=Station Firmware-Driver (4)
PRI role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
STA role=Actor variant=2 range=1-1 iface=Controller-Firmware (2)
STA role=Actor variant=1 range=1-1 iface=Modem-Firmware (1)

Verifying update compatibility and combining data:
Plugging PDR 0xffffffff at 0x007ee61e (len=14)
Plugging PDR 0x0202 at 0x007f1250 (len=100)
Plugging PDR 0x0203 at 0x007f12b4 (len=128)
Plugging PDR 0x0204 at 0x007f1434 (len=80)
Plugging PDR 0x0405 at 0x007f1484 (len=4)
Plugging PDR 0x0300 at 0x007f1488 (len=28)
Plugging PDR 0x0301 at 0x007f14a4 (len=34)
Plugging PDR 0x0101 at 0x007f16b0 (len=6)
Plugging PDR 0x0103 at 0x007ee5e0 (len=12)
Plugging PDR 0x0104 at 0x007ee718 (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007f16bc (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007ee74e (len=2)
Plugging PDR 0x0105 at 0x007f17bc (len=2)
Plugging PDR 0x0107 at 0x007ee5ee (len=2)
Plugging PDR 0x0006 at 0x007ee5ba (len=10)
Plugging PDR 0x0406 at 0x007f1750 (len=2)
PDR 0x0406 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: 64 00
Plugging PDR 0x0302 at 0x007f14cc (len=2)
PDR 0x0302 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: 12 00
Plugging PDR 0x0303 at 0x007f14ce (len=2)
PDR 0x0303 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=2: ff 1f
Plugging PDR 0x0412 at 0x007ee76e (len=6)
PDR 0x0412 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=6: 03 00 02 00 02 00
Plugging PDR 0x0413 at 0x0000118a (len=2)
Could not find data position for plugging PDR 0x0413 at 0x0000118a (len=2)
PDR 0x0413 is not in wlan card PDA and there is no default data. Ignoring plug record.
Plugging PDR 0x0414 at 0x007ee5f8 (len=36)
PDR 0x0414 not found from wlan card PDA. Using default data.
len=36: 36 00 36 00 36 00 04 00 01 00 03 00 3b 00 3b 00 40 00 06 00 01 00 03 00 40 00 40 00 4a 00 08 00 01 00 03 00
Generating CRC-16 (start=0x007e1800, len=65536) at 0x007e17fe
OK.

Downloading to non-volatile memory (flash).
Note! This can take about 30 seconds. Do _not_ remove card during download.
OK.
Components after download:
NICID: 0x8022 v1.0.0
PRIID: 0x0015 v1.1.1
STAID: 0x001f v1.8.4
これでfirmwareが1.8.4になったようです。

再起動してみると、今度は暗号化の項目にWPAが表示されて選択できるようになっていました。しかし、WPAでの接続はできず。接続しようとがんばってるみたいだけどつながらない感じです。なんかもう少しな予感がするのですが、今回はここまで。

次回はDriverの見直しかwpa_supplicant辺りを変更の予定。

2009/01/19(月)PCG-U101にubuntu

小さいPCで遊びたくなったので、押入れにしまっていたPCG-U101を出してきました。

発売直後に購入して大事に使っていたけど、研究室と自宅の無線LANがWEP→WPAにチェンジして、U101は当時対応してなくて封印したのでした。購入時のままなのでWindowsXP homeが入っていますが、これを消してubuntuをインストール、今ならWPA対応できるだろう、ということでそこまでを目標に遊んでみることにします。


当然のことながらバッテリーが空になってたので、ACをつないで電源オン>BIOSの再設定>起動、やっぱりWindowsXP homeが立ち上がりました。Firefoxが1.0だったりVMwareに入っているのがFedoraCore2だったり妙に懐かしい。*1

このU101は光学ドライブなしでリカバリーCDは付属、という今から考えると変なモデルだったりします。最近ならHDD内にリカバリイメージがあるのが普通っぽいですが、容量が30GBと少な目なので、イメージをHDD内に入れなかったのかなあと勝手に思ってます。何が言いたいのかというと、消してしまってもリカバリーCDが手元にあるので、WindowsXPにすぐ戻せるんだよ、ということです。*2


CDドライブを持っていないので、ubuntuをインストールはUSBメモリからチャレンジしてみることにします。BIOSで起動優先順位をUSBメモリからにしようとしてみたところ、、、

メニューにありません

メニューにあるのは光学ドライブ、USB-FDD、HDD、ネットワークブートの4種類だけでした。どうやら、U101はUSBメモリからのブートに対応していないみたいです。仕方ないのでネットワークブートでインストールすることにしました。

空いているPCがWindowsマシンしかなかったのでtftpd32を入れて、ubuntu8.10のブートイメージを展開して電源オン。途中パッケージ選択でubuntu desktop以外にubuntu portable、ubuntu MIDとか選択が出てきたので、おもしろそうだからportableにしてみました。ネットブックにインストールされているubuntuみたいになるのかな、と期待。

ノートとはいえ枯れたハードウェア構成なので、特に問題なくインストール完了。しかし無線LANが相変わらずWEPのみでした。

さらにubuntu portableは使いにくい。アイコンはでかいは、アプリケーションがデフォルト全画面起動になってるは、XGAの解像度を持っているU101にはちょっと無理がありましたとさ。


とりあえず起動はして無線以外は普通に使えるっぽいので、WPAにチャレンジは次回

*1 : あとで昔のPCの思い出日記でもつけることにしよう

*2 : でもUSB接続のCDは持っていません